筋力トレーニングや有酸素運動などを実施した場合、栄養摂取は非常に重要になってきますが、それと同時にいかに体に吸収させるかということも大切になってきます。ここでは腸内環境の大切さ、整え方を記載していきます。
腸内環境の大切さ
筋力トレーニングをした場合、栄養摂取は当然に大切になります。ただ、その栄養を体が吸収してくれないと摂取した意味がありません。筋肉量を増加させたい時は、タンパク質を積極的に摂取することになりますが、摂取したタンパク質を100パーセント栄養として吸収できることが理想です。また腸内環境を整えることは、便秘等を防ぎ、減量時(ダイエット)に大切になる基礎代謝を高く保つことや自律神経等を正常に保つことにつながるため決して軽視できないことです。
腸内環境を整えるためには
トレーニングを始めたばかりの頃は、タンパク質の摂取を意識し過ぎるあまり、消化不良になり下痢などお腹の調子を崩す方が一定数いらっしゃいます。腸内の環境を整えるためには、バランスの良い食事はもちろんのこと、食物繊維の摂取や自分に合った食材を見つけることが非常に重要になってきます。例えば、ひとえにタンパク質と言っても、大豆などの植物性タンパク質や肉、魚などの動物性タンパク質と行ったように異なる種類のタンパク質が存在します。さらに、植物性タンパク質もどのような状態のものを摂取するのか。動物性タンパク質もどのような状態のものを摂取するのがベストであるかなどは人によって変わってきます。自分の体に何がマッチし、何がマッチしないかを見極めることは非常に重要です。(そのためには日記等をつけて、自分を知ることが手助けになるでしょう)
また、食事を摂るタイミングや一回の食事量も腸内環境に影響してきます。吸収のしやすい量、タイミングを個々人で見つけることで結果的に良い腸内環境が作られ、効率的な吸収にも繋がり、良い栄養摂取、消化、吸収のサイクルを作ることができます。
睡眠も腸内環境を整える上で、重要な要素の一つです。脳と腸は互いに影響し合う関係にあります。ストレスを感じて、自律神経が乱れてしまうと腸の活動にも悪影響を及ぼします。睡眠を十分に摂り、脳を休ませてあげることで、ストレスを緩和し、良い腸内環境を保ちましょう。良い腸内環境を保つことは自律神経を整え、さらに良い睡眠にもつながります。睡眠を十分にとることで良いサイクルを作っていけるでしょう。
ポイント
- 自分に合った食材は何か?
- 何を摂取するとお腹を下すか?
- 1回の食事量は、どのくらいが適切か?
- 1日の食事(栄養摂取)頻度は?
- 睡眠をしっかりと取れているか?
食事については、最初は引き算で考えることも重要です。お腹を下すからと言って、胃腸薬を飲むと言った足し算ではなく、何が要因となり、下すのか?を考えてみましょう。僕の場合は、1種類のタンパク質を過剰摂取するとお腹を下す傾向にありました。また、一食あたりの量が多すぎて、腸内が荒れることもありました。タンパク質の量などは筋力トレーニングを積極的に行い、筋肥大を目的とする場合は、体重の2倍摂るといいと言われていますが、自分の体と対話することも重要です。実際、体重の1.5倍くらいが自分にとっては、一番筋肥大を感じ、腸内疲労も少なく感じました。もちろん日々の状況によって変わるので、自分の体の些細な変化に気付くことは腸内環境を整える上で、とても大切になります。また、睡眠についても、睡眠が取れないことが逆にストレスになっては、本末転倒ですので、それぞれのライフスタイルがあるので、自分に合った方法を見つけることが一番かと思います。
ここまで腸内環境の大切さ、整え方を記載してきました。腸内環境は、トレーニングの効果を最大限に発揮するためにも、非常に重要になってきます。初めのうちは、できることから徐々に行っていきましょう。一番大切なことは、自分の体を知ることです。
この記事を書いた人
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名前:uki
経歴:スポーツ歴20年以上、筋トレ歴10年、海外でのスポーツ指導
趣味:筋トレ、水泳、柔道、サウナ、ハイキング、ドライブ
取得資格:中高保健体育免許
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